ボビンレース活動歴
ボビンレースを学び始めて、ときどき離れつつも気がつけば20年近く。
これまでの活動を時系列でまとめてみました。
-----ここ数年の振り返り-----それ以前はページの下の方で。
<2015年>
ボビンレースの歴史的本場ベルギーのブルージュにある
レースセンターKantcentrumが発行している
インターナショナルなレース専門誌『KANT』誌に、
“妖精のレース”とも呼ばれるバンシュ・レースのテクニックで製図した
ブレスレットのパターン“La Dentelliere"が掲載される。
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<2017年>
出版社マガジンランドさん主催の手芸コンテスト『贈る展』に応募。
夜会用アクセサリーというコンセプトのボビンレース3点セットが
越前屋賞を受賞。
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受賞をきっかけに、アクセサリーのワークショップができないかと
打診をいただき、ワークショップ向けのデザインやお道具を考え始める。
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自分の好きなバンシュ・レースの製図フォーマットにちなみ
アトリエ名を ATELIER 24 PAIRS に。
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<2018年>
◎DMC刺繍糸Diamantで織るボビンレースと
コットンパールでつくるピアス”petit lys"のキット、
◎織り台=クッサンの自作体験ができるよう企画した
WSでも使用するミニクッサンの自作キットが、
ファッショナブルな手芸の提案で知られる株式会社grisさんより
キット化され販売開始。
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2月:日本橋三越はじまりのカフェのイベントにて
ボビンレースの展示およびワークショップを初開催
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8月:同上(フィラガン糸使用のパターンをワークショップで初リリース)
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10月:渋谷西武サンイデーさん主催の手芸イベントにて
ボビンレースのワークショップを開催
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12月:サッと織って結わえて飾れるボビンレースの新しいかたち
『こよりぼん™️』(旧名Ribbon for Knot)を考案、パターン化に成功。
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<2019年>
1月:日本橋三越はじまりのカフェのイベントにて
ボビンレースの展示およびワークショップ開催
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2月〜渋谷西武サンイデーさんでボビンレースWSが毎月開催となり
以降、定例化。西武さん主催イベントでもWS開催するように。
※DMCコットンパール刺繍糸使用のWSパターンをリリース開始
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※京都糸六さんの絹糸に『つくりら文化祭』で出会い、
糸六さんの絹糸で織るボビンレースのパターン制作開始。
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<2020年>
2月:大阪うめだ阪急百貨店セッセさんイベントにて
ボビンレースの展示およびワークショップ開催
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3月〜9月:コロナ禍で渋谷西武サンイデーさんでのワークショップが休止に
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10月:渋谷西武サンイデーさんでワークショップ再開
11月:京都糸六さん主催のイベント『いとあそび展』にて
ボビンレースの展示およびワークショップ開催
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12月:ボビンレースの新しいカタチ、
こよりぼん™️が『KOYORiBBON®︎』として商標登録される
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ITO-TOWA(旧ito-towa)というレーベル名でのデザイン展開を開始
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<2021年>
2月:渋谷西武さんの改装に伴いサンイデーさんでのワークショップが終了
以降、リピーターの方々向けでクローズドでワークショップを関東方面で開催
<2022年>
2/14に、日本ヴォーグ社の動画通信レッスンCRAFTINGの企画で
『ボビンレースの小さなアクセサリーレッスン』がリリース
3月:ヴォーグ学園東京校にてボビンレースの1Dayレッスン
11月: 京都糸六さん主催の『いとあそび展』にてボビンレース展示とWS
<2023年>
株式会社grisさん企画のキット付き冊子『8本のボビンでできること』
『くるみボタンキット』がリリース
4月:日本ヴォーグ社さんからのご依頼で日本ホビーショーにて
ボビンレースの体験ワークショップ開催
5月:アンティークレースコレクターの市川先生からのご依頼で
飯田橋の期間限定ギャラリー企画にてボビンレースWS開催
10月: オートクチュール刺繍イベント@阪急うめだ本店セッセギャラリーにてWSと展示
10月〜3月ヴォーグ学園東京校ボビンレースビギナーズ講座
11月: オートクチュール刺繍イベント@代々木上原にてWSと展示
京都糸六さん主催の『いとあそび展』にてボビンレース展示とWS
<2024年>
4月:日本ヴォーグ社主催CRAFTING 受講者さま限定Rosa Octoオンラインレッスン
4月〜10月ヴォーグ学園東京校トーションレース講座1
7月:オートクチュール刺繍イベント@阪急うめだ本店セッセギャラリーにてWSと展示
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-----以下、子供時代から数年前までの振り返り-----
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<子供の頃>
宝塚歌劇団のベルばら全盛期、
ひらひら華やかなドレスに憧れてレースの縁取りがあるシュミーズやハンカチが好きだった幼稚園時代に、バザー用に母がガーゼのハンカチにかぎ針編みでレースを施しているのが自分でもしてみたくて母に習ったのがレース歴の始まり。
かぎ針編みのレースのドイリーなど、その後、自宅にあったパターン集を見てやってみようとしたものの、なんかイメージと違う…と、あまり真面目に取り組むことなく手芸から離れる。
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<20年くらい前>
around30だった頃、日経新聞で、
ヨーロッパ便のフライト中には眠らずにボビンレースをひとつ仕上げるという商社マンの方の記事を読んで、ボビンレースという手芸のジャンルを知る。
アンティークレースで見かけるような華やかなレースを自分でもつくれるとわかり、いつか自分でもやってみたいなぁと心に留める。
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<10数年前>
とりあえず10年を目標に純粋に好きなことに取り組んでみようと思い立ち、インターネットでお教室を探し最寄りのお教室で念願のボビンレースを学び始める。
同時進行で、手編み(指導者コースに1年ほど)、ハワイアンキルト(ボタニカル柄が好きでマイペースに継続中)、カルトナージュ(レースの額装やアレンジに活かしたくて1年ほど)もお教室に通うように。
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<2006年>
ずっと憧れだったベルギーのアンティークレース“バンシュ・レース”のテクニックや
製図など各種レースを長年ご指導なさってきた世界的な泰斗でいらっしゃる
中崎久美子先生にご紹介いただき、
日本帰国時に各種ボビンレースや製図を教えていただくように。
以来、年に何回か、折々でご指導いただいています。
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<2011年>
東日本大震災の際に関東在住だったものの、あまりの災禍に、
ボビンレースの製図など何かをイメージしたり
難易度の高い複雑なレースに全く手がつかなくなり、
不安な時間を過ごすときにはキルトをチクチクして過ごす。
そんな折に中崎先生に習えるタイミングがあり、
基本的な易しいレースを改めてブルージュの本場の流儀で習ってみたくなり、
中崎先生にお願いしてブルージュフラワーワークを一から学び直したところ、
とても新鮮で、簡単に織れるレースの楽しさが身に染み渡り、
一般的に高度で難しいと思われている種類のレースも
デザイン次第で気軽に織れないかと考え始める。
以降、バンシュ・レースを極力規模を小さく
24ペア(ボビン48本)以内で織れるデザイン開発に取り組む。
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<2015年>以降はページ冒頭にて。